自家製玉子焼き!既製品ではなく、魚のスリ身から仕込んでいるのです 


   当店の玉子は添加物、保存料などは一切不使用の自家製です。

 既製品を使わず、自らが焼き上げる手作り玉子の秘密は・・・
 
 玉子の殻を入れないように一定量の玉子を大きなボールに割ります。
 


   秘密は蒲鉾製造工場から特別に分けてもらう魚のスリ身を使うこと。

 適度な歯ごたえと身崩れを防ぐ為にスリ身は必要不可欠。

 玉子とスリ身の割合は何度も何度も試作を繰り返しました。

 このスリ身をすり鉢に入れ、すり粉木ですりつぶします。


   ドロドロになるまですり粉木ですりつぶしたら、砂糖と調味料を入れて混ぜ、

 それから玉子の卵黄だけを少しづつ入れて、すりながら混ぜ合わせていきます。

 この過程で固まりが出来ないように、丁寧にすり粉木ですります。


   ここで味醂、醤油、酒を大量に入れて混ぜ合わせ、残りの玉子を少しづつ溶いて

 混ぜ合わせる作業を繰り返します。
 
 20分ぐらい、すり粉木を使って混ぜ合わせるので結構、重労働です。


   スリ身と砂糖、各調味料と玉子を全部混ぜ合わせれば出来上がり。

 この玉子の素を冷蔵庫で2日間、寝かせます。すぐに焼きません。


   後日、銅製焼き鍋で焼きます。
 
 普通の玉子焼きと違い、味醂や酒、醤油が多く入っているので生地が柔らかい。

 だし巻のように巻きあげて焼いていきます。

 焼き過ぎると結着しないので、タイミングを見計らって焼き上げます。


   1本分焼き上がったら、すぐに鬼簾で巻いて形を整えて出来上がり。

 アツアツの状態でないと形を整えることが出来ません。


   玉子の産地や季節によって、焼き上がりに違いがあります。

 玉子の色やコゲの有無は自家製ゆえ、ご容赦ください。